蓮根の糸の上

古いパンフレットの整理などをしていると、 「名人 阪田三吉特別展 1997年6月〜7月 舳松資料館」のパンフレットが出てきた。 当時の自分がパンフレットの表紙に、資料中の阪田三吉名人の言葉の中から、印象に残った言葉をメモしていた。『我執を捨てて、一切…

本日の関西地方は雨。数日前の暑さがウソのように、涼しい。 窓を開ければクーラーをかけたような涼しい風がはいってきて少し寒いほど。本日は朝から夕方まで研究会。 最新流行で一局、昔の将棋で一局。 経験も知識もたっぷりとあるはずのほうの一局で、急所…

看板

長年使ってきて愛着もあるこの看板も使ったデザインにしたいのだが、できるのかな?たぶんできるはず?

テスト

はてなダイアリーへ引越しいたしました。 写真のテストで、21日土曜の関西将棋会館道場での中将棋例会の指し掛け図をテストで貼り付けてみました。私は向こう側に座っていて、玉将側です。 麒麟と鳳凰の間に挟まれた場所へ8九獅子と移動して指し掛けだった…

移転先

http://d.hatena.ne.jp/k2shitidan/上記のはてなダイアリーへの移転の予定です。

連休の真ん中

三連休の真ん中。少し前に決めた研究会で朝から夕方まで後輩に教わる。教わるだけではなくて、夕方から夜まで焼き鳥屋で飲む。気がついたら1時間半で1局指せるほどの時間が経過していた。里見さんの試験手合も開始されたようだ。1-1らしいが、これから奨励会…

初の記録係で持将棋

午後より関西将棋会館へ。王位リーグの三浦―吉田戦や王座戦の久保―南戦などの観戦。三浦八段がと金を作って指せそうと思われていた王位リーグ。どうも真相が見えていなかったようで、吉田四段の受けと的確な反撃で吉田四段のリーグ初白星。王座戦の観戦記は…

「松煙」と学生将棋の創設期

読売新聞朝刊を読む。選挙報道の特別輸送体制の事情もあって、少し薄めの紙面。竜王戦深浦―丸山戦の観戦記者の小暮克洋さんは、仙台で被災された熊坂五段のようすも取材されて伝えられていた。小さいお子さんも連れられての避難生活もとても大変だったことと…

将棋ファンの底力

「見せましょう、野球の底力を。 見せましょう、野球選手の底力を。 見せましょう、野球ファンの底力を。」【楽天 嶋選手会長】本日は、さきほど報道されていた高校野球の募金総額の約10分の1もの数字の皆様のとても暖かいお心遣いを被災地へと届けるとがで…

前日設営

夕方から関西将棋会館へ。明日のチャリティイベントの設営をする人がいるらしいという噂を聞いたので行ってみた。午後5時ごろ、子供教室の講師の最中の藤内四段と、藤内四段の片腕的な存在で今回もすでに準備の盤を並べたりしてくれている藤田二段がいた。…

長手数だが‥

昨日は平成23年度の最後の対局。終盤で、自玉の安全にこだわらずに、少しでも多くの金銀を手駒に残して、相手玉に最短で迫って指していたらいったいどうなっていたか?感想戦では深く調べなかった変化のひとつから△6二同歩の図面。<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/110328.GIF>相手玉が詰むかどうか考え…

三段リーグ最終日 震災支援チャリティー

午後から関西将棋会館に。事務所での用を済ませて、棋士室に。本日は三段リーグ最終日の延期日が関東で指されている。机の上には、一局目の結果まで記入された、リーグ成績表が置かれていた。拡大コピーされていた所に本日の皆の重みを感じる。圏内の三段の…

代打

最近のできごと。昼ごろ連盟で、棋士、奨励会員たちが四人で総当り先後六局で指している研究会のうちの詰むや詰まざるやの一局を観戦していた。際どい内容は見ていても手に汗にぎる進行。感想戦の途中、その隣の対局者に急用ができて、残り二局を指さずに帰…

二極化

午後から大阪市内の小学校への将棋教室。前半は大盤や自作プリントを使っての授業。後半は生徒たちの対局カードを使った対局と、並行しての駒落ち対局。かなり伸びている子は本日も素晴らしい手を指してくれて、さらに良い手を説明すると、それを吸収する力…

升田将棋選集第三巻と木村名人の重みある言葉

教育テレビで「こだわり人物伝〜升田幸三 伝説の棋士〜」第3回を見る。自分が奨励会三段ぐらいの時に発行された升田将棋選集 第三巻(朝日新聞社発行)を久しぶりに広げる。第5期王将戦での香を落としての勝局。また、本日放送されていた三冠王を賭けた第16期…

7桁目拡張工事

ホームページ開設当初に、100万アクセスを達成したといういろんな分野のサイトなどを見てまわったことがあった。100万を達成されたそれぞれのサイトの運営者たちはとても魅力的で、たくさんのエネルギーを持たれている方がとても多いように感じた。もっとも…

水無瀬神宮と神田辰之助

二週間前、室岡七段といろんな話をしている途中、「一度は木村名人を間近で見てみたかった」という話をされた。私は、幸運にも関西将棋会館竣工記念行事で、建設に携わられた方に角落で指導の木村名人の記録係をさせていただいたことがある。室岡さんはその…

出雲から出土の将棋盤

「出雲から日本最古の将棋盤が出土」の各紙やニュース動画などを見る。盤以外にも駒と木簡も出土している。室町時代の有力武士の遺跡からのようだ。どうも升目は9×9のようなのが嬉しい。駒は40枚になっていたのだろうか、それとももう少し少なかったのだろ…

道具歴史なども含めて将棋

少し前に日本経済新聞夕刊の12月6日〜10日まで大内九段を取材して連載された「こころの玉手箱」を図書館でまとめて読む。確か読んだ日は、大内先生は新橋で竜王戦の解説会をされている日だったと記憶している。「こころの玉手箱」はその道の大家が自分が生き…

女子アマ王位

少し前の話になるが、18日の土曜日には「レディース・ステップアップ講習会」の講師。10月23日に続いて二度目の講師。この日は奨励会員や研修生中心の多面指し。現役奨励会員と久々に香落で指すのも懐かしく、多少は参考になるような指し方や考え方も指導で…

上げるバーの高さは少しずつ

長年感じていること。指導対局などで、二枚落を卒業した人に、飛車落や、飛香落で指す。たいていの場合はあまりにも気の毒すぎる結果に終わる。今まで何十年とおこなってきたことだが、どうもこの二枚落の次の手合にいきなり角という大駒が単独で加わるとい…

王将リーグ最終局が掲載

スポーツニッポンでは休載中だった王将戦。勝ったほうが挑戦者という第60期王将戦挑戦者決定リーグ最終局佐藤九段―豊島五段戦が上地記者の観戦記で毎日新聞夕刊での掲載が始まっている。第60期を記念して、徳島鳴門の大塚美術館での公開対局の第1局も「歴代…

船江四段 昇段祝賀会

午後5時半から。<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/101205a.JPG>230人も参加の盛大な会。<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/101205b.JPG>第23回(平成10年)小学生名人戦のNHKビデオ放映も行われた。<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/101205c.JPG>準決勝の戸辺少年―船江少年戦。記録係と読み上げは中倉姉妹。盤面の終盤戦の攻防を見ながら隣にいた長沼七段と、「なかかな筋のいい△5八歩やなぁ」とか、…

船江新四段祝賀詰「フナエ」

昨晩<A Href=http://toybox.tea-nifty.com/ Target=_blank>詰将棋メモ</A>経由で見つけた、<A Href=http://twitpic.com/3cgt3r Target=_blank>船江新四段祝賀詰「フナエ」</A>若島正さん作(49手詰)朝からなぜかトイレの中で解く。以前に船江四段本人とも、そういうのを作ってくれているらしいという話や、いったいどの升目を使っての配置なのだろうか?というような話もし…

孫子とミニマックス法

孫子、ゲーム理論などを少し読む。ゲーム理論では、二人零和有限確定完全情報ゲーム(将棋もこの中に含まれる)の解は「ミニマックス法」とあった。いったい、どんなものかと読んでみたら、『想定される最大の損害が最小になるように決断を行う戦略』とあった…

増川歴史アドバイザーの講習会

18日(木)は文化庁地域伝統文化総合活性化事業「女性将棋指導者育成事業」教養講座。講師は将棋歴史アドバイザーで、遊戯史学会会長で、大英博物館リーディングルームのメンバーで、将棋博物館(現在は閉館)元顧問でもあった増川宏一さん。<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/101118-1.JPG>午前中は「世界の…

熱さと感心

臨時総会。千駄ヶ谷へ向かう途中、駅のホームで有吉道夫先生とお会いする。なぜか会議で東京に来るたびに途中でお会いする。半年前もそうだった。まず、倉敷での倉敷藤花戦での里見―岩根戦の二局のお話などを聞かせてもらう。そして中心の話題はもっぱら昨日…

倉敷藤花戦 第2〜3局.

昨晩は、時々三冠王とトレーニングをしている奨励会員とまだ対局中だった対局の検討をしたりした。「時々鍛えてあげているから成果出ているねぇ〜」「いえ、こちらのほうがいつも鍛えてもらっています」ととても謙虚な返答。またモニターテレビの前では、ご…

夜になってから連盟

午前中から夕方まで研究会。研究対象の戦法に進んでいろいろと勉強になる。作戦勝ちしたとしても勝ちきるまではなかなか大変ということも。夜戦になってから関西将棋会館に行ってC1順位戦観戦。近藤―豊島戦を中心に調べたり、感想戦を聞いたり。Copyright (C…

中将棋全集は中将棋界の将棋大観

昨日は、岡野伸さんも東京から観戦に見えられていた。<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/101101a.JPG>岡野さんとも、対局終了後お話をする機会に恵まれた。2010年3月初版の中将棋の記録(二)を頂戴した。昨日はゆっくりと読むヒマもなかったが、今朝から目を通す。目玉というか内容に驚いたのは、中将棋全集…