熊野古道

有吉道夫先生と同じ修行時代を関西奨励会で過ごされた、灘門下の兄弟子の指導棋士和歌山県田辺市在住の前田造(はじむ)七段に電話。
有吉先生の悲しいお知らせをお伝えする。

関西奨励会入会も前田造先生が有吉先生より一年早いということで、今までにも思い出話をずいぶんと何度も聞かせていただいたりしていたからだ。
(「わしと有吉くんと市川くんの三人がだいたい同じで・・」)
5~6年前にも有吉先生ご夫妻で熊野古道を歩きに南紀にも来られたとのお話も、本日の電話で聞かせていただいた。

「5~6年前といっても有吉先生は80代ではないですか?」
(10年以上前のことを5~6年前と勘違いされているのかと思った)
熊野古道も観光コースによっては、バスがほとんどの所もあるから」
有吉先生より一歳歳上の、私の兄弟子に冷静に説明された。

昼過ぎから訃報に動揺していたが、この時だけはなぜか少し安心する。
【2022.9月28日15時半】