通算600勝(将棋栄誉賞)と中将棋教室講師助手

神崎健二八段、600勝(将棋栄誉賞)を達成

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8月2日の対局で、600勝となりました。

ほとんど同じぐらいの負け数。

 

数年前からの目標では、600勝に届くこと。

また、届いたとしてもその時に負け越していないこと。

このふたつが目標でした。よれよれで届いてホッとしています。

 

歴代の達成者は当然ながら偉大な棋士ばかりで、私は達成者の中ではワースト10にはいる成績だと思います。

王位戦の横山友四段との対局は序盤の終わりぐらいにうまく指されて、戦いが開始した

ところでは、負けパターン。

中盤では少し横山四段のほうに攻め急ぎがあったみたいですが、こちらは居玉でとても怖い形。まだまだ神経の使いそうな局面で、こちらの嫌がりそうな手を追及されずに、形勢を悲観されていたように感じました。

思わぬ63手での短手数の勝利でした。1963年生まれの58歳が58人目の将棋栄誉賞となりました。

58と63という数字に縁を感じました。

納得できる対局内容の回数も減り、成績も決して良くないこと、自覚しています。
反省ばかりです。

お祝いのメッセージなどを頂戴した方々ありがとうございました。

マイペースで盤上も盤外も工夫して修正しつつ継続して行きたいと思います。


本日8月3日は関西将棋会館の移転先の高槻市のおとなりの島本町に行ってきました。

伝統文化将棋教室として、島本町では将棋教室や将棋大会、中将棋教室を以前より開いていただいています。

今回はひとりの中将棋愛好家として、中将棋連盟の教室講師の助手として小学生や高校生と楽しく過ごしてきました。

将棋教室が行われている横で棋士なのに将棋を指さずに帰ってくるという珍しい日です。

12×12の92枚の将棋ですが、まるで無関係の趣味ではなくて、本業に良い影響を与えてくれている趣味です。

かなり中将棋が強い人でなければまず指せない、角二枚と龍の二枚替えの複雑な手順を高校生(中学生?)に発見して指されたのが、本日のとても嬉しかったことのひとつでした。

【2022年8月3日20時半 記】