桐山清澄九段との大阪王将杯王将戦は300手!

昨日の1月15日は桐山清澄九段との大阪王将王将戦

内藤先生には18局、有吉先生には12局、加藤一二三先生には4局、教わっている。教わる時には、これが最後の機会かもしれないと思いながら対局することになる。

山九段にも13局目で、同様の気持。
また、神田辰之助一門の同門筋として、半人前の時からとてもお世話になっている優しい大先輩との一局でもある。
対局中に、記録係をさせていただいた桐山先生のA級順位戦の局面とかが現れては、頭の中で駒が動く。

「ちょうど300手です。」
終局直後の記録係の手数報告。
こちらだけ一分将棋になってから170手進んでの終局。
早く双方の入玉が確定して、それからは、玉を詰ます攻防よりも、飛車の脱出か捕獲かという牧野−中尾戦のような戦いが延々と150手以上続き、敗勢を点数での拾い勝ち。持時間3時間の対局で19時12分まで指したのも初と思う。桐山九段の残り時間は10分。

1000局以上指した公式戦中、自己最長手数更新かと思って調べてみたら、駒数が足りなくて淡路九段に負かされた305手というのが昭和の終わりにあり嫌な記憶も思い出す。

これが最後の対局の機会と思ってから、内藤先生や有吉先生には何度かその次の最後の機会にも恵まれた。
もし桐山先生ともそんな機会をいただけるのならば、次は最初から最後まで玉だけを詰ます、すれすれの一手違いで教わりたい。