交代に指す

10年ひと昔というが、あとひと月ぐらいで、10年になる。
10年前に考えていたこと目指していたこと、現在のことなど、少しずつできれば短めに記してみたいとふと思った。

その頃には想像もつかなかったことだが、現在は同業者がネット内に多くのことを書かれている。
個人の書くことだけではなくて、組織の公式発表として書くことも含めて、軽く書きすぎと感じることや、いくら何でも少しは表現方法に気をつけそうなものなのにと感じることも多い。

その中で『格』というものを感じるのが、田丸昇八段の <A Href=http://tamarunoboru.cocolog-nifty.com/ Target=_blank>と金横歩き</A>
一方的に昔話を続けるだけではなくて、質問や要望の中から、間をおいててから、そのことに関して別の回に答えられている。なかなか良い方法で、交代に指すところが棋士らしい。
理事時代の裏話のようなものや、連盟の内部の普通の棋士には書きにくいことも出てきて、時々ドキドキする。

最も紙に書かれた文章に近い内容のものと感じる。書く内容も紙に書くように(本や新聞に活字として残るというような意味)書かれている。
ふだんPCなど使われない、棋士や将棋ファンにもっともすすめやすい文章だと思う。  
            
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 忘備録 (公私)(権利)(数)(待ったなし)(定跡と真似と個性)  Copyright (C) 2010 Kenji Kanzaki