指導対局

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昨日は、連盟道場指導対局で三面指し。

最初に指しはじめた下手の少年は1級。
すごく強くていい手だなぁと思う手と、本人の実力からして、もっといい手も指せるはずなのにという場面とが交互に訪れる。

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なかなか現れない、打ち歩詰めの局面。
だいたいこうなったら、この手合いだったら、下手が入玉されてしまうことがほとんどなのだが、ここからが強かった。

▲3六銀△5七金に▲5八金左!! が入玉阻止の好手。
結局、このあと上手の王様は、9二まで逃げのびて、最後に下手玉に不運な詰めろがかかってしまうこととなる。

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でも、とてもくやしそうにしていたから、少年はこれからますます強くなることだろう。

ほかにも、同志社大学将棋部の昔の部長という方も指導を受けられて、「また、大学のほうの将棋部へのご指導もよろしく」と声をかけていただいたりとか、
囲碁将棋チャンネルの視聴者のおじさんからも
「先生の解説なかなかおもろいわぁ〜。時々見てるでぇ〜」と声をかけられたり…。

最後に残った一局も、作ったような難解な局面の飛車落戦もあり、ついつい下手と同じくらい上手も大長考してしまったので、終了時刻が遅くなってしまったが、本日もまたとても楽しい指導対局だった。

棋士室にて、詰将棋パラダイスを手に、詰将棋を解きはじめている奨励会員がいたので「1か月に何問ぐらい解ける?」と聞いてみた。
「いやぁ〜。五問ぐらい残ってしまいます〜。」
私が彼の級の時よりも、はるかにたくさん解いているではないか…!!
こういう話を聞くと、とても良い励みになる。

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