椿事

指導対局中、とても珍しいできごとが起こった。

準備や世話役や、ビデオ再生などのお世話をしていただいた数学の先生との二枚落の一局。
▲5七金△4五玉。

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▲4六歩は、めったに現れない打ち歩詰めの反則の局面。
その後、▲4七金△2七銀。
さらに打ち歩詰というルールでしぶとく生き残っているだけの上手玉。

▲2八歩△4六歩と続くものの、残念ながら上手の玉に入玉されてしまった。
あまりにも惜しすぎるが、矢倉囲いの堅陣を生かした捨駒からの攻めの好手も多い好局だった。

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その30分ぐらい後。
陸上部の男子学生との一局の八枚落ち。
▲4四角△3六玉…

またしても、次の▲3七歩が打歩詰。
八枚落ちで指す手合だけに、禁じ手の中でももっとも珍しいルールは知らないほうが普通。
▲3七歩と指される。
「あの〜。ほんとうに申し訳ないのだけれども、これはルールでは、これこれしかじか…」
この一局もまた、うまく飛車を成りこんでから、好手の多いとても良い一局だった。

指した将棋が二局続けて自玉が打歩詰の局面になるということは、恐らく一生に一度のことかもしれないと思った。
局数は少ないものの、とても印象に残る指導対局

夕方からは、地元の将棋同好会の世話役のかた、私が中学生の頃より何かと多方面でお世話になっているかた達に、ご馳走になり楽しい時を過ごす。どうもありがとうございました。
最終の急行で帰宅。長い一日だった。
Copyright (C) 2007 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>

【5月12日付の三項目 5月14日 記】