本日も対局の観戦に…

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夕方より連盟。
棋譜を並べていると、夕食休憩中の棋士が横でその様子をながめていたりする。
神「この銀はもったいないなぁ」とひとり言。
有吉九段「そうだねぇ〜。ここに打つという感覚は変だねぇ〜」
大先生とあまり大局観が違わないということなので、妙にこっそりと喜んでいたりする。
有吉先生はこの日の竜王戦も勝ち。
1000勝目をあげられてからの勝率もかなり高い。

8時ごろ小林裕ー山本(竜王戦)の感想戦見に行く。
優勢だったはずの小林五段が、最後に錯覚しての逆転負け。こういう負け方も珍しい。

モニターに映っているのは、1-1どうしの王位リーグ谷川ー長沼戦。
観戦記者は来ていないけれども、週刊将棋の取材で野間四段が早くから来ていた。

横歩取りの手将棋。
難しい形勢。
井上八段、畠山鎮六段、山本四段等で検討。

終盤の難しいところを長沼六段が正確に指して、勝ち。
井上「おおーっなかなかやるなぁ〜。何か別のことでパワーがあるのかも…」
と意味深なひとこと。
神「まぁそう言わんと、本人の技術もほめてあげたら…」

名人戦だいじょうぶかなぁ〜という心配の声も聞こえる。

感想戦聞きに行く。
奨励会の例会日だったので、人は多かったけど、感想戦を聞こうとする人は予想以上に少なかった。
終盤での疑問点を質問してみる。
両対局者の「そうすれば本譜よりかなり難しかった」との同意を得られて
私はまた、少しこっそりと喜んでたりする。

本日のほかのある対局者によると、今朝の長沼六段は早くから対局室に来て一番乗りをしていたという。
C2の棋士名人戦挑戦者に勝ったということで、周囲は金星と思うかもしれないが
私は、なぜかそういう感じがあまりしなかった。なぜだかはわからないけれど?

観戦記としてはたぶん掲載されないとは思うが、写真や図面入りの報道は次週の週刊将棋にて…
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