明日の解説者が3人

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午後より棋士室。
棋譜ならべたり、対局中のモニターの将棋を見ながら勉強。兼、鑑賞。
モニターに映っている将棋は、持ち時間が短くて進行が速くまた、両対局者とも、皆からある程度信頼(短い将棋に対する反射神経?)されている棋士どうしなので、人気も高い。

棋譜並べていたら、左美濃から12玉と、早目の米長玉の棋譜あり。
有吉九段「これはいったい、どういう意味なんだろうねぇー」
神「私の奨励会の時は、まだこの米長玉の指し始められたころなので、師匠の灘に
゛こんな筋にない指しかたをしてはいかぁ〜ん  と言われたものです」
有吉「それはおかしいねぇー。灘さんは26に玉持っていくというのを、何局も指してるのにねぇー(笑)」
なるほど。たしかに師匠の棋譜には棒玉から入玉狙いというのもあったからそんなには威張れないはずだった。
しばらくは、数人で、時代の移り変わりと戦法の変遷、昔との感覚の違いというような雑談になる。

注目の一局が終わり、帰り支度をする人も…。
荷物抱えて、東京へ行くという棋士もいる。明日はNHK衛星放送で解説の井上八段。
「あしたは、テレビでケータの解説見せてもらうか」…と有森七段。
そういえば、ここには、明日は名古屋で解説する杉本六段、関西道場で解説する脇八段と、A級最終局の解説者が勢ぞろいしている。奇遇だ。

脇八段は
「もうひとりの解説者の小林裕四段に難しいことは解説してもらおうかな?…」と、ご謙そんされているので、
もしここを読んでて、明日関西会館道場にて解説会へ行かれる方は、ぜひ「脇先生に質問です」とドンドンとご質問されてください。
先ほどの言葉とは反対に、きっとわかりやすく説明してくれることと思いますよ。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki