好調田村 新人王に

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昨日は対局。王座戦淡路九段戦。
最近の淡路九段の対局で、若手の新四段を相手に、千日手→指し直し局の苦しい将棋を入玉して持将棋→再度の指し直し局を勝ちという体力勝ちというのがあった。
だが、昨日はどうもカゼ気味で体調がすぐれないようで、攻めあぐんでいる私の腰くだけのような筋の悪い攻めに対して、いつもの粘りがないみたいだった。
辛勝。

感想戦終了後、30日に戦われた新人王戦決勝第三局、行方―田村戦の棋譜が棋士室にあったので、ならべてみる。
ゴキゲン中飛車から、不思議な手順を経て、最初からひねり飛車だったみたいな将棋。田村五段の快勝で、初の新人王。棋譜を見てもとても好調なようす。

竜王戦6組の昇級決定戦の師弟戦、森信六段―増田五段戦が別室で対局されていたのが終わったので少し感想戦を聞く。
森六段の優勢だった将棋がおかしなムードになり、逆転したかに見えた場面。
冷静なジャマ駒消去の手筋。どちらも時間が切迫した中でも最終盤は読み勝っていたようだった。終盤の次の一手が出そうな局面での読みはさすが。
師匠の貫禄を示しての5組への昇級。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>　HPはこちら</A>