角換腰掛銀

621986
2月10日 火曜 対局
C1順位戦。東七段戦で私は後手番。
早めに端歩を突かれて、変則な手順での、先手番での手損からの角換腰掛銀。

飛車先を2六のままで止めて48飛とまわる形に組まれる。
その局面になって思い出したことがある。
この作戦は、十数年前の対局の東(先)―谷川戦、(確かオールスター勝ち抜き戦)で指されていて、当時としては画期的な作戦。
まだ奨励会三段だった私も感想戦を聞いた記憶があり、影響を受けた。
その一局が原因でその優秀性を認めた谷川さんが、その後先手番の時にこの作戦をめざすことになるという一局。

本日はその一局に比べて一手遅れなのだが、やはり優秀な駒組み。
先攻される。どちらがいいのかかなり難しい局面が続く。
夜戦にはいり、東七段のほうに攻めそこないがあったみたいで、なんとか勝ち。

1時間少しの感想戦でも得るものも多かった。
終電まぎわだったので、屋敷八段―長沼六段戦(長沼六段勝ち)の感想戦を途中まで、少しだけ聞く。
昇級がかかっていたとはとても思えないような、双方ともにとても謙虚な感想戦だった。
Copyright (C) 2004 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>