棋聖戦は2-1に…

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本日は研究会。
苦しいと思っていた局面が難しかったり、ようやく勝ちになったと思っていた局面でも、感想戦の結果相手に妙手順があって負けだったり。
自分が指したというより、偶然そういう難しい将棋に何かの力によってさせられているというような内容だった。
また、新たな研究課題が生じたりもして有意義。

夕方は、棋士室にて棋聖戦第3局の研究。
本日は、谷川九段の1000勝の懸かったA級順位戦もあり、取材新聞記者だけでも10人近くも見かけた。
西川七段や畠山鎮六段と研究。先手の郷田棋聖ペースと私は思っていた。
後手の佐藤王将が中盤に銀取りに△8五歩と打ったときには、第一感の▲7七銀で△7二飛に▲6七銀と引きたいとのこと。
数手進むと、「駒損の先手が苦しい」という意見に。
研究中、連盟での対局者は夕食休憩の時間になり、谷川九段と対局中の青野九段も検討を覗く。
青野先生の判定も、圧倒的に後手良しだそうで、まもなく検討は打ち切られる。

注目のA級順位戦は、超のつくスローペース。
手数までは数えていないのだが、大長考の応酬で夕食休憩までで30手ぐらいしか進んでいないはず。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki