第29回 関西将棋の日

正午少し前に連盟に着く。
ちょうど村田智弘四段、智穂1級の二人が控室で昼食中。
「10秒将棋どうやった。?」
兄「なんとか勝って優勝しました。」
「賞は?」
兄「賞品券をいただきました。」
パンフレットにはハローフーズ(株)よりの賞とあった。
「それで妹さんに何かいいものを買ってあげなきゃぁ。」
妹「なかなかいいこと言ってくれますね。もっともっと言ってやってください(笑)」
村田智穂1級は、20日には 将棋倶楽部24の24BBネットで18時から15分間ほどの講座を担当する予定とのこと。
テレビ番組の将棋講座の収録をする場合、関西所属の棋士女流棋士は東京の局やスタジオまで移動しなければならない。
だが、機器(カメラかな?)あれば、自宅での講座を、発信できるらしい。
私は、どんなものなのかまだ理解していないのだが、いろいろな利用方法や可能性を持った話だとは思った。

午後1時から、10秒将棋ペア将棋トーナメント。
私は長沼六段とのチーム。
抽選の結果一回戦は、井上八段藤原六段ペア。
最も指してみたかったペア。井上八段、藤原六段、長沼六段の三人は奨励会入会も同期で、長い付き合いなので、当然ながらそれぞれの棋風も熟知した間柄。

先手が神崎長沼チーム。後手が藤原井上チームで矢倉に。
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最初の疑問手は私。
5三にいた銀を4三に組み替えられてはくやしいので、飛車で五筋交換の計画。
▲5八飛には△6五歩▲同歩△同飛から2五飛が少しだけ見えて、紛れを少なくしようと、▲5五歩(神崎)と指してしまった。
以下 △5五同歩(藤原) ▲6五歩(長沼) △5三銀(井上=好手)で早くもかなり不利に。
相棒には、角で交換しようとしているように見えたみたいで不親切な手順前後。

<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/103.gif>
ここで後手の手番。
6五から銀を打たれても歩を打たれてもまずそう。
(銀の時は、4四角と切って▲6六歩△同銀▲同金△5七角▲6八飛とでも指すしかないかな??)
以下  △8六歩(井上) ▲6五歩(神崎) △4二角(藤原=とてもいやそうな顔をしていた)
 …数手後…▲4五歩(長沼=とても嬉しそうな手つきで…)
以下は、終局まで、筋悪く重く攻めるところまで読み筋がほとんど合ったみたいで、拾い勝ち。予想投票で最も人気のあったチームからの金星(?)。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki