都会と地方

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地方というか田舎というか、少し東京や大阪とは離れたところに住む人としばらく話をする。

現在は、私は近畿圏ではかなり中心のほうに住んでいるが、もともと中心から離れた地方出身なので、いろいろと知らなかった時のことを思い出す。

はじめて梅田というのと、大阪駅というのがほぼ同じ場所を指していると知ったのは、太融寺での将棋大会の手伝いにいった中学生か高校生ぐらいのこと。
(梅田と大阪駅というのはほとんどいっしょだったんだ〜)と感心。

先ほどの方は、地方よりやはり都会のほうが…というが、田舎の人の多くは都会がいいと思い、都会の人の多くは逆に地方がいいなぁと思っているはず。

便利な道具というのは、交通の便の悪い所ほど威力を発揮する。
都会では、地下鉄やバスが発達していて、夜中でも確実にタクシーが拾えるし、、駐車場代が高いので、乗用車は必ずしも必要なものではない。
田舎では、そうもいかないので、乗用車を持つ意義はとても高くなるはず。

パソコンもそのひとつ。最近アマ将棋大会の参加者全員へのインタビュー記事を読んだら、選手のうちの何人かは、
「ふだんは周囲に強い人は少ないのですが、インターネットを利用して強い人と指すことができるので、県代表になれました。」
という話がよく載っている。

幼少の頃読んだ「都会のネズミと田舎のネズミ」(だったかな??)を思い出す。

上には、思いついた例をあまり深く考えずにふたつ挙げただけだが、そのお話に登場する田舎のネズミ君も、現在では、便利な道具が増えてますます都会のネズミ君に威張れるようになってきているような気がする。
Copyright (c) 2003 Kenji Kanzaki