とても残念な訃報がふたつ

木下晃七段。
旧連盟関西本部の時も、現関西将棋会館棋士室にも年配の棋士の中ではもっとも多く来られていたと思う。
南九段の対局の翌日に、棋士室で弟子の棋譜を並べられながら、「南はこう指しているけれども、こういうのはどうかな?」と話しかけられて変化の検討をしたことなどを真っ先に思い出す。

巨椋鴻之介さん
詰将棋作家。2年ぐらい前にマイコミから出た作品集「禁じられた遊び」を時々解いていたこともあって、作品は何作も鑑賞させていただいている。
半月ほど前「この詰将棋がすごい2010年度版」を大阪の連盟販売部で見つけて購入したばかりだった。
インタビューや、巨椋鴻之介さんの選んだ好きな8局や、別の詰将棋作家が選ばれた巨椋鴻之介さんの作品から選んだ好きな8局なども掲載されていた。

今朝の関西地方はとても雨が強烈だ。
雨の日は落ち着いて詰将棋を解くのにちようどいい。
木下先生や南九段と旅行に行った時のことや、棋士室でのいろんなできごとを思い出しながら、まだ解いていない巨椋鴻之介作品集の作品を鑑賞させていただくことにしよう。
Copyright (C) 2010 Kenji Kanzaki