本日印象に残った変化図

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連盟道場で指導対局。三面指し。
常連らしき方との飛車落より…。

受けまくって上部脱出に成功。
さらに辛く、ひたすら入玉もあったが、手勝ちできそうなので、一手勝ちをめざす。
一連の流れで、ほとんどの変化が詰みで上手勝ちと思っていたのだが、ひとつだけ気になる変化が出現。
実戦では、別の変化で下手のかたの投了。
上手「あの〜。角の王手に、玉寄る変化は読まれましたか?」
下手「銀打って、玉寄って龍で歩を取る手があるので、ちょうど詰みですよね」
(変化図)
<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/78.gif>
▲5八同銀には、△3九角成以下詰み。
▲3八桂にも△同銀成▲同銀△同龍から詰み。

上手「はぁ。私も最初はそう思っていたのですが、桂の中合で、もしかしたら詰みがなかったのかもしれないのですよね…」
下手「ええ!!! どこに逃げても詰みかと思ってしまって、どうも上手の先生を信じすぎてしまいました。」

うーーん。▲4八桂合以下もしばらく続くのだが、どうも詰まないような気がする。
多面指しということで、ヨミを省略して、ドンドンと指している中には、時々、こういう抜けた場所があったりする。
下手のみなさん、あまり上手を信頼しすぎませぬように…。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki