第28回 関西将棋の日

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午後のペア将棋トーナメントを2時半まで観戦。
グァム旅行を賭けた決勝戦は、桐山矢倉チーム対児玉伊藤博チーム。
そういえば両チームとも、筆者の所属する神田辰之助一門の親戚筋になる決勝戦だなぁ。

戦いが始まったころに時間となり五階のふだんは対局室の指導対局コーナーに。
下手のかたが三人ずつ先にすわっているみたいなので、上手があとに席に着く。
何箇所か空いていたのだが、指導をうける少年の父兄らしきかたに手招きされて
小学生三人との三面指し。
御上段ちょうど掛け軸の前の席。
二枚落ち、飛車落ち、平手。
二枚落ち→定跡どおりに組むものの下手が途中から2二の壁銀の方向を攻めてしまう。
平手→相居飛車から銀冠に手堅く組むものの途中慎重すぎて駒組みが遅れてしまう。
飛車落ち→右四間飛車定跡。
感想戦を聞くとかなり長い詰みとかは読めていたみたいだったが、途中の一瞬だけのチャンス
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を逃してしまう。棋力からして難しくはなさそうな詰みなのだが、もしかしたら床の間のすぐ前という場所での対局だったので少し緊張してしまって力が出し切れなかったのかもしれない。

飛車落ちのメガネの少年にどこから来たか聞いてみた。「愛知県です。」
ずいぶんと遠くから来てくれているみたいだ。
対局者たちは三人とも、感想戦終了後きちんと駒を片付けてから席をはずした。

私が歩いていく途中、御下段の控えの間より、遠く礼をされる男女の方々がいらっしゃった。
よく見ると、今指導対局を終えたばかりの飛車落ちの少年のおとうさんとおかあさんみたいだった。
近くから見守るご父兄もいれば、遠くから見守るご父兄もいる。

エレベーター前で、次の回の指導に来られていた児玉七段と伊藤博六段の姿。
大きな魚を逃したらしくて、さすがに残念そうにされていた。

本日お越しいただいた多くの方々、協賛していただいた各社の方々に感謝。
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