いかにも現地にいたかのようにも見えるという話

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昨日の朝、将棋ファンではないが時々このHPを見ていただいている知り合いとの会話。

「タイトル戦の時は、何回も解説されているみたいでどうもご苦労さまでした。かなり遠くまで行かれていて大変だったでしょう」
たぶん、日経王座戦第3局の時のことをおっしゃっていたと思うが、見方によっては、現地での進行をインターネットを通じて知ってその局面に対する予想やコメントを出せば、いかにも現地に私自身もいたかのようにも見えるのももっとも。

「いえ、将棋というのはほかのスポーツやゲームと比べてプレーを見ていなくとも盤面だけで進行の伝わりやすいゲームなので、自宅でもだいたいの状況はよくわかるのですよ」
「だから現地には足を運んでいないのです(笑)」
「そうだったのですか!!」

でも、その会話は、情報というものがどういうふうに伝わるかとか、
ほかのゲームや競技と比べた時の「将棋」というゲームの特殊性とかを
再確認するうえでは、とても有意義な会話だった。
Copyright (C) 2002 Kenji Kanzaki