新年会と指導対局

昨日の1月31日は京都。<a HREF="http://higashiyamashogi.web.officelive.com/default.aspx" target="_blank">東山将棋センター</a>の新年会。
昼間は三面指しでの指導対局。夕方より京都駅近くで新年会というスケジュール。

午後1時ごろ道場に到着。別フロアでは大学生小学生などの若手たちの研究会がおこなわれていたので、しばらく観戦。
参加者の中に、私が関西研修会幹事をしていた頃の元研修生(県代表クラス)も参加していて、久々に再会。近況なども聞かせてもらったりできた。

指導対局。女性で棋譜を記録しようということで、手帳持参で指導を受けられているかたもいらっしゃった。関西将棋会館道場指導対局などでも指導希望者で時々記録用紙持参者はいる。女性のほうがその割合は多い。棋譜を残してもらうということはなかなか良いこと。
でも経験がない人が書きながら指すということは、「指す」ということに集中するのはなかなか大変である。
‥ということで、「棋譜の記録も私が」ということで、その一局は記録係も兼任。

ほかにも感想戦では触れられなかったり後で気がついたりしたことを二図ほど。
以前に何局も指したことのある棋風もよく知っている、道場の特Aクラスのかたとの角落。
図まで、△4三桂▲2二成桂△3五桂▲3一成桂△2六歩▲同歩△7五歩というような進行で、31の飛車と3五の銀の取り合いで図の局面。

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実戦は▲8七銀△4七桂成▲同金△4五歩と進行。以下は△7五歩の効かしが大きく上手の勝ち。
感想戦では触れなかったが、図面の局面で強く▲3六金があったように思う。△2七銀を恐れずに強く指すという受けである。

初めて指す人との飛車落戦。△3四歩▲7六歩△4四歩▲2六歩と下手の居飛車の出だしから、▲3八銀〜▲2七銀と不穏な動き。そこから、78飛の陽動振飛車
たくさん飛車落戦は指しているものの、この手順は初めて指される。
平手戦でも、佐藤九段などがこういう大胆な指しまわしを時々見せている。
この後駒組みが進むと、上手は手も足も出なくなってしまうので、▲6五角から馬を作られるのを承知での
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このような乱戦を挑むことになった。指導対局をしていて時々こういう経験のない指し方をしてくれる人と遭遇するのはとても楽しい。