情報入手の苦労

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昨晩は、B級2組順位戦

深夜、一局だけ残っていた将棋の進行状況を、すでに対局を終えた棋士はじめ、多くの棋士が知りたがっている。
でもみんな知りたいのだが、こういう時に進んでみてきてくれるという親切な人は少ない。
奨励会員をひとり派遣。

数分後…
「すみません。一分将棋だったので部屋にはいりにくくて、何もせずに帰ってきました〜」
対局者を気遣ってのことなので、それもまたしょうがない。

でも少し、何人かの人の要望にも似た視線を感じる。 
「しょうがないなぁ〜」
今までの指し手が書かれた棋譜を持って五階へ行く。

切迫しているみたいなので、盤面は見ない。
秒読みだったが、記録係の記録用紙の棋譜を20手以上写すことに成功。

指し手を持って控室へ。
「さすがに神崎さんやなぁ〜。」という声も聞こえる。

ただひとつ残念だったのは、形勢に差が出てしまっていたみたいで
その対局があと一手だけ進んで投了で終局してしまっていたことだった。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki