佐藤九段新構想先勝 A級は森内八段に土

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昨日は将棋世界誌の次号の取材に連盟へ。A級順位戦の森内ー谷川戦。
仕掛けの前後に長考の応酬で、王将戦の進行も聞きながらの観戦。

夕方。
王将戦大盤解説会の解説者の野田五段も、ほかの人も、△53金と金が玉から離れたところでは、とても振飛車自信ないという評判が多い。
その後の羽生王将の数手の、▲36飛から▲37角さらに、▲35飛という飛車の動きは、どうも不思議に感じた。
△74銀に対して▲46歩という角の使いかたでは、まずかったのだろうか?
というのが私の疑問。

その後、しばらく進行を見ていなくて、夕食後にIモードで図面を見せてもらった時には見事に香車が端に並んでいた図。
第一感は少し羽生王将の残っているように見えたのだが、端攻めの破壊力は私の想像以上だったみたいだった。
その後、連盟に戻ってから、挑戦者の勝ちを知る。

こういうかなり、今までの佐藤九段の指しかたと違った指しかたを見られたというだけでも、なかなかこれからの7番勝負は盛り上がりそうな予感。
第2局には、副立会人として彦根に行くのだが、どんな戦法になるか予想もつかなくて楽しみ。

A級順位戦のほうは、角換わり腰掛銀。日付が変わるまでに比較的早く終わり、森内八段が初の黒星。
A級の挑戦者争いも混戦になりそう。
こちらのほうは、25日から毎日新聞に加古明光さん観戦記で掲載される予定だそうなので、そちらのほうもよろしく。 
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