竜王戦第2局感想

205355
何よりも驚いたのは、終盤。
もう検討が打ち切られていた局面での▲5一同竜。
私も高段棋士と検討していたのだが
「▲7ニ竜と逃げて△6ニ歩合に▲4七銀△同竜▲3八角と指せば一方的だなぁ〜」ということで打ちきり。

1時間ほど後、終局までの手順を初手から並べる棋士の横で棋譜を拝見。
竜切って▲3一角と打つのを見て皆驚く。

その後すれすれまで追い込まれて私ならばまず逆転負けしてしまいそうなところだが、最後の▲3九銀の妙手を決め手にして勝ったのはさすが竜王だなという評判。

BSで深浦七段の解説見る。
放送の残り時間が迫ってきているのだろうけれども
▲3九銀のただ捨ての一手を後手が△同竜と取った時の後手玉の詰みを、大盤に並べて解説してくれなかったのは、多くの視聴者が疑問を感じている箇所だろうから
もったいない気がした。
私も、さっきさっそく「竜で取ったらどういうふうに詰むのですか?」
と質問された。

でも、何はともあれ、第5局の解説会の仕事が確定して、ホッとしている
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki