竜王戦第2局2日目 大胆な▲7七桂

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少し調べごとがあったので、朝から連盟に。
9時になり、棋士室のBS放送で富岡八段の解説を聞く予定。
ところが、アンテナの調子が悪く最近は映らないらしい。残念。

昼ごろには、ファックスによって△8六歩までの指し手を知る。
淡路九段、村田四段の師弟がいたので平凡な順から検討。
△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△7六飛▲7七歩△5六飛▲5七歩△2五歩▲2九飛△5四飛▲4七銀△4四歩… 「これはけっこううるさいか?」

「ボクはどっちかというとこういう棋風ではないのですが…」
と言いながら検討する村田四段の攻めを先手を持って受けるのだが、
横歩を取り返されたあとが2五歩と3六歩がうるさくてなかなか受けにくかった。

その後、森内九段の▲7七桂の指し手がはいる。
木下晃先生が来られていたので、取り合いの変化をかなり長く二人で検討。
この戦法(中原囲い)に対してこんなに激しく取り合ってはなかなか先手が勝てないことが多い。
だから、少し前には、なかなか桂跳ねは成立しないのではないかと言っていた。
だが、通常の囲いに比べて4三の升目が弱点となっているみたいだった。
派手な取り合いのあと、△7三同銀に対しての▲4三桂があるので(▲7七桂に対して△2五歩▲同桂がはいっていたとしても…)先手有望との結論。

結局後手が飛車が逃げたところで、たぶん△2五を効かしてから、▲8七歩に対しても飛車を引いて桂頭を狙うことになり、長期戦を予想して帰宅。

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その後の進行を見て、角を打ちあったところまで見て、この文章を書いているのだが、形勢については今からじっくりと考えてみることにしよう。
<16時20分 記>
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki <A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank> HPはこちら</A>