初めて6時間の対局を指した頃

連盟HPで、池田修一七段が亡くなられたことを知る。
私が棋士になって初の順位戦、生まれて初めて指す6時間の対局が、当時五段の池田修一先生とだった。

自信満々での初の順位戦だったが、矢倉中飛車から、4筋の交換をされてしまって4六の好位置に角を転換されて作戦負け。
だいぶ持ち直したころに、
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▲2四桂の好手を浴びて、自信満々だったのが、単なる慢心だったことを痛感。
この後、悪い将棋を粘り続けて最後は日付が変わって0時3分、入玉して辛勝。

記録係をさせていただいたこともあるが、やさしい手つきで指されて、こわそうに見えて実はやさしく、話の好きな先生だった。ご冥福をお祈りいたします。
Copyright (C) 2006 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>