第64期C1順位戦 始まる

昨日からC1順位戦が始まった。
初戦は田中魁九段戦
田中魁九段は、前々期には、8―2の好成績で昇級争いに加わるなど、抜群の攻撃力を持つ相手。
私は先手だったので、いろんな急戦を警戒しながら、じっくりとした矢倉戦へ。

隣では、王位リーグプレーオフの谷川九段―先崎八段戦が指されていた。
だが、本日は観戦する余裕も、感想戦を聞く余裕も全くなかった。

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△3一飛に対して、普通は▲8四角成だが、△6五歩〜△7三角が嫌味。
長考して、▲7七銀を選ぶ。
「なかなかええ手やったなぁ。」と局後に田中先生にも、一言いただいたのが嬉しかったりする。

終盤。残り時間が20分ぐらいの局面で△8四飛と打たれる。

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形作りなのだが、まずは、飛車を抜くことから考える。
しばらく考えて即詰みを見つけるが、ふだんだったら、一瞬で詰ませそうな詰みが、かなりかかってしまったような気がした。
ここから5分。その後も2分。読み切ってはいるけれども何度も確認して詰ます。
そんなに難しい順ではないので、解答は省略。
棋譜を見て175手と実感していたよりも30手以上も長手数だったのに少しビックリ。

序盤の終わり頃に、一気に積極的に有利を狙う手を深く考えずに見送ってしまったりする一方、有利になってからがていねいに指さずに、手抜きをして危ない指し方で攻めこんだり。
一局を通しての方針が一貫していなかったという反省も残る。

感想戦を二局ほど聞いて、2時半ごろ、帰りの方角が同じ淡路九段のタクシーに途中まで乗せていただいて帰宅。

Copyright (C) 2005 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>