森内九段の三連勝

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昨日は午後より連盟に。
竜王戦2日目は、予想どおり難解な終盤戦が続く。
この日はほかにも、棋王戦本戦、準決勝谷川―浦野戦はじめ対局も三局あったせいか棋士奨励会員や記者でにぎやか。

夕方の研究では、調子の悪かった棋士室のBSも治っていたみたいなので、五階の棋王戦との二元中継。

奨励会員の平田三段や、対局を終えた山崎五段や、畠山鎮六段らで研究している盤面で、「△7九飛成と切って、先手玉がかなり危ない」
という検討がされていた。
実戦のほうもそのように進む。
その後も寄りそうなのだが、明解な寄せが見つからない。
いろいろと調べていたところで、「△6八同とと、取って寄りでは?」という福崎八段の説が出て、その後調べてみて、どう応接しても先手の羽生竜王の玉が寄っていることを皆で確認。
実戦もそのように進む。
まもなく検討どおりに森内九段の勝ち3連勝。

一日目にさばけずに残りそうだった、先手の9二の金や後手の8一の桂、9三の香が2日目の終盤では、皆さばけて終了したのが印象に残る。
道場の大盤解説会の解説者の有吉九段は
「ボクは後手の△4三香というのが印象に残ったねぇ〜」
香は3一に打ったほうが良いことが多いからで、この香を4三に打っていたからこそ、後の強襲が可能となった。

その後は、御上段で感想戦を聞いたり、大勢で夕食に出かけたり…。(以下省略…)深夜帰宅。 眠い。
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