関西研修会 指導 下手の好手集

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発売されたばかりの近代将棋1月号によると、関東研修会では棋士による定跡講座等もあるみたい。
今朝は、かなり上のクラスの少年たちの実戦を解説。
レベルなかなか高く、目立った悪手が少なかった。

4局の指導対局した中から、下手に指された好手を紹介。

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4枚落。不利だったがここでは逆転。ここで下手は▲46飛の勝負手を放ってくる。
△同銀に▲36銀でかなり危険に。
飛車を横に逃げて△25玉と上がられては上手玉に寄りはないとの好判断の勝負手。

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さらにその後の変化図。当初の上手の予定は△19飛の王手桂取りだったのだが、何か下手の目つきが鋭どそうなので、長考後予定変更して、この図を避ける。
もしかしたら、この香を取ってから長手数の詰みがあるかもしれないが、別の手順があったので、読みを省略して17の桂は、別の抜き方にする。
感想戦
「この時は??」(駒を動かす) 
下手の少年はそっと29に香を置いた。 やはり狙っていたか…。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki