少年の渋い好手

午後2時から<A Href=http://www.kansai-shogi.com/club/club1.htm Target=_blank>関西将棋会館道場</A>で指導対局
何局か指した中から、印象に残った図がこの局面。

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二枚落ちで、小学校低学年ぐらいの少年。
この局面までが、下手失敗していたものの、我慢の手順で盛り返されて、図の直前が、△4四歩▲同歩△5五桂▲5六銀(4七の銀を逃げる)△4四銀(3三にいた銀が進む)という手の流れ。

そこで、じっと△3五への銀の進出を受けて▲3六歩。

とても素晴らしい手。
その後も、▲2四角の、のぞきなど、下手が次々と好手を連発。

感想戦の時に、観戦していた人々からも
「こんな子は、指導を一局受けるごとにドンドンと強なっていくんやろぉなぁ。」という声も聞こえてきた。
全くの同感。
こういう歩は浮かんでも、実戦ではなかなか打てないことが多い。

Copyright (C) 2006 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>