伊藤能六段の悲しいお知らせ
本日は午後から関西将棋会館に。
依頼されて新年は1月3日に関西将棋会館道場でアドバイザー棋士、指導対局に。
三が日に関西将棋会館に行くのは何十年ぶりだろうか?
帰宅後、気になるニュースをチェックしていたら、伊藤能六段の悲しいお知らせが。
http://www.shogi.or.jp/news/2016/12/post_1491.html
12月25日、享年54歳にて逝去。
今朝は、昨日の12月26日月曜の連盟HP対局結果を見て伊藤能−金沢戦の棋王戦が不戦敗だったので(12月17日には竜王戦6組の対局も指されていたのに。伊藤能さんがご病気なのかな?)と、気にかけていた矢先のこと。
よほどの事故か急病だったのだろうか?
ここ数年も棋聖戦の能さんの観戦記を何度も読ませていただいて、安定されていて相変わらずうまく書かれているなぁといつも感じていた。
いつも明るくて、後輩からもとても慕われていた能さん。
とてもご苦労されて棋士になられたかたとあって、人付き合いもとても良くて、面倒見も良かったことはいうまでもない。
同世代の棋士のとても残念な訃報だった。
左右反転
午後2時過ぎから関西将棋会館。
朝日杯、久保-稲葉戦、観戦、検討。
http://live.shogi.or.jp/asahi/
棋士室には、真ん中に鏡を置いたかのように、二面の左右対称の研究盤面。
こうやって考えると勉強になるということで、長沼七段、矢倉七段、村田顕五段、今泉四段らが検討していた。
https://twitter.com/kansaishogi/status/807092089049620481/photo/1
囲碁の先生とも交流の深い長沼七段の話によると、囲碁棋士は左右だけではなく、四隅のどこに回転しても、感覚や読みが正確という。
相振飛車の棋譜を並べる時に、左右逆にして並べることはあるものの、相居飛車の棋譜を飛車角逆にして並べたことはほとんどない。
その盤面は違和感を感じる。
将棋棋士でも、やはり強い人とは左右が反転していようが、読みや形勢判断も正確で、やはり強いのだろう。
振飛車だけでなく、対振飛車にも強い、久保九段は【反転していてもやはり強い】という棋士の、代表的な棋士だろうと思う。
twitterを開始いたしました
https://twitter.com/kanzaki179
よろしく。お手柔らかにお願いいたします。
ここのブログでもtwitterからのお話を書いたりすることも増えてきそうなのも開始の理由のひとつです。
短いことをつぶやくよりは、少しは長めの文章を書くことのほうが好きなので、このブログも引き続きよろしくお願いいたします。
棋譜と図面が書かれた忘れ物
昨日は図書館にしばらく滞在。
新聞のバックナンバーを読んでいたら、はらりと、小さな紙切れの忘れ物が・・。
裏に詰将棋の図面が二題。
表には、観戦記に掲載されていた最近掲載の終わったある対局の棋譜。
数日単位で一局が掲載されるその棋譜を図書館で記録されて、それをきっと自宅に持ち帰られて、盤に並べられるのだろう。
詰将棋もじっくりと将棋盤に並べられて挑戦されるのだろうと思う。
名前が書かれていないので、返しようがない。
今までに見かけた、ほかのどんな落とし物、忘れ物よりも、切実に持ち主に返してあげたいものだと思った。
残念な気持以上に、とても貴重な経験をさせていただいたような気がした。
http://ameblo.jp/kansenkilist
↑観戦記リスト
座布団
関西将棋会館で終わった対局の感想戦を5階や4階の和室で聞いている時。
やさしい記録係が座布団を勧めてくれることが何度もある。
せっかく勧めていただいたのに、そのうちの何割かは辞退した。
また、これからも辞退することも多いかと思う。
やさしい記録係君(さん)ゴメンナサイ。
ものすごく前のことになるが、自分が記録係をしていた頃は、周囲に迷惑がかかる例外(タイトル戦の記録係など・・)を除き、座布団はナシで記録係をしていた。
その理由を書き始めると、ととても長くなるので、別の機会に・・。
感想戦を聞かせて学ばせていただく時には、昔の記録係の時のような気持なので、畳の上に直接座る。
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「今度の対局は、『座布団を1枚余計に積んだ状態から始めていただきたい』らしいですよ」という不思議なメールが知人から来た。
でも、上記のような修業時代の理由もあり、普通の枚数でスタートさせていただきます。なお、日常では、「おい、こいつの座布団みんな持ってけ〜」というような、寒いことや、すべるようなことも、少なくないのです。
https://twitter.com/nenehimapapa/status/804591533647237120/photo/1
“座布団みんな持ってけ〜”
・・と持ってかれてしまって、逃げているようでは恥ずかしいので、役に立つ、新格言、新手筋、研究しておきます・・。