左右反転
午後2時過ぎから関西将棋会館。
朝日杯、久保-稲葉戦、観戦、検討。
http://live.shogi.or.jp/asahi/
棋士室には、真ん中に鏡を置いたかのように、二面の左右対称の研究盤面。
こうやって考えると勉強になるということで、長沼七段、矢倉七段、村田顕五段、今泉四段らが検討していた。
https://twitter.com/kansaishogi/status/807092089049620481/photo/1
囲碁の先生とも交流の深い長沼七段の話によると、囲碁棋士は左右だけではなく、四隅のどこに回転しても、感覚や読みが正確という。
相振飛車の棋譜を並べる時に、左右逆にして並べることはあるものの、相居飛車の棋譜を飛車角逆にして並べたことはほとんどない。
その盤面は違和感を感じる。
将棋棋士でも、やはり強い人とは左右が反転していようが、読みや形勢判断も正確で、やはり強いのだろう。
振飛車だけでなく、対振飛車にも強い、久保九段は【反転していてもやはり強い】という棋士の、代表的な棋士だろうと思う。