宝物

最初の一ヶ月は見ていなかったのだが、11月ぐらいから、NHK朝の連続ドラマ
ちりとてちん」を欠かさず見ている。
落語の世界での、師弟関係、兄弟弟子関係、そういったところを、将棋の世界と比較しながら見ている。
今朝の放送では、主人公の夫であり兄弟子の徒然亭草々の言葉がとても印象に残った。

「十年も、十五年も経ってから、その時はわからんかった、師匠の言葉の意味が後でわかってくる。師匠の言葉こそがおれの宝ものや」
少しちがったかもしれないが、師弟という点では、将棋も落語も大きく変わらないように思った。

私も師匠が死んでから二十年以上も経つのだが、十代の頃に聞いた師匠の言葉が自分の宝物である。
Copyright (C) 2008 Kenji Kanzaki
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