横歩取り感覚に近い相掛かり

昨日の11日は対局。

竜王戦4組 降級決定戦。チェスクロック使用 3時間。田中魁九段戦
最近は九段の先輩とばかり対局が続いている。

チェスクロックでの3時間という将棋を指すのは久しぶり。
実際はたっぷりと時間があるのに、早く指しすぎていた箇所もあったかもしれない。

この日は、朝日オープンの矢倉―吉田戦や、王将戦二次予選の谷川―木村戦などもあり、棋士や取材記者も多かった。

<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/050811a.gif>

後手となって相掛かりから棒銀を受けることになる。
局面は相掛かりというよりは、中座飛車の横歩取りに近い感覚。
▲1四歩に対して、どう受けるか。
隣で対局している、横歩取りの専門家で受けのうまい木村七段ならば、絶妙のうまい受けを選ぶだろうなぁ。とふと思ったりもする。
何通りもあって迷った末に、△1四同歩▲1二歩の時に△2四歩を選ぶ。
以下、ほぼ必然に近い激しい応酬でb図。

<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/050811b.gif>

ここで、△2七歩成を見つけていたので、この変化には少しだけ自信があった。
この局面では当然の一手でも、a図からの激しい流れのあとだけに、少しぬるいようにも感じていた。
結局、△7七歩と叩いているのも大きくて、後手玉も先手からの銀二枚の攻めに対しては抵抗力があったみたいで一手勝ち。

感想戦後は、朝日オープンの検討、感想を聞いたり、王将戦感想戦を聞いたり。
今期の竜王戦はかろうじて4組残留で終了。

帰宅後、セ・リーグの首位攻防戦のナイター中継をテレビ観戦して、疲れたので早めに寝る。
Copyright (C) 2005 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>