手順前後か?

27日は、棋王戦の対局。
酒井六段戦。後手が私。
ひねり飛車模様をけん制しつつ駒組み。
一度、7七に上がった角を▲2二角成と交換されたため手得はしているのだが、先手の陣形が整ってくると、飛車先の歩を切っているかどうかの差がとても大きくなるので、こちらとしては速攻の方針。

<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/050127a.gif>
ここから、△7五歩▲同歩△8六歩▲同歩△6五桂▲6六銀△9五歩と仕掛けたが順番が悩ましかった。
△9五歩と突き捨ててから、△6五桂の場合には、▲8八銀△8六飛▲8七銀△8三飛▲8八歩が気になった。
少し変な順番だが、
△7五歩▲同歩△6五桂▲6六銀△9五歩が正しい順番だったかも、その局面での▲7四歩を気にし過ぎたか?

<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/050127c.gif>
結局△9五歩の時に▲8五角と打たれることになったが、△5二銀と引いた形が飛車を切って攻めた時に、かなりしっかりしているので、まあまあと思っていた。

いろいろと含みに残して△4四歩と突いたのが、悪手。
すぐに、△6九角と打ちこむべきだった。

△4四歩に対しての、▲3六歩△4五歩▲3七桂が、酒井六段の好手順。
これで終わり。
△4六歩には、▲3五歩がぴったりとなる。
その後、一箇所だけあった勝負所でも間違えていいところなし。

まだ、タイトル戦も始まっていないのに、次の予選で消えてしまって残念。

<1月30日 記>

Copyright (C) 2005 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>