印象に残る米長―中原戦

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本日の、日本経済新聞朝刊を読む。
「芸術・教養」面の「平成の名勝負 将棋」神谷記者による日曜日連載の第2回。
本日は中原―米長戦のタイトル戦の話題等。名人戦はじめ何度も何度も戦われたビッグカードのことについて紹介されていて、読んでいていろんなことを思い出した。

私が新聞の将棋欄を熱心に切り抜いていた小学生ぐらいのころの王将戦七番勝負では、米長先生の▲7六歩△3四歩に対して▲8六歩!!
という「角頭歩突き」戦法の一局があり、これはすごいと、とてもビックリしたことを思い出す。

別冊将棋マガジン「中原・米長百番指し」で調べてみたら、昭和50年の1月16〜17日の第24期王将戦七番勝負第1局だった。

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当時は違和感を感じた。
でもよく▲8九に玉が囲われる現在となってはそんな感じは全くなく、この玉は後に、▲9八玉という有名な「米長玉」へと移動している。
当時の米長挑戦者が囲いの感覚を先取りしていた一局だった。
Copyright (C) 2004 Kenji Kanzaki
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