南九段 600勝達成

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金曜日のB級2組の順位戦で、東京で対局の南芳一九段が28人目の600勝(将棋栄誉賞)を達成。おめでとうございます。

南九段は棋士になって約23年。600勝を23で割るとだいたい年間平均26〜27勝ペースだから、かなりのハイペース。
昔から勝負強い。
本人に古い話を出してこなくても…と苦笑されそうなのだが、三段の時には、●●●○ ●●●● ●●●● ●●○● ○●○● ●●●○ ○○○○ ○○●● ○○○○ ●○●○
という星の並びかたで、13勝4敗で四段に昇段。
(<A Href=http://www.ne.jp/asahi/yaston/shogi/ Target=_blank>順位戦データベース</A> 
の資料を参照させていただきました。)
奨励会は2勝8敗二回で段級がひとつ下がる。(ただし、3―3を取れば一回目の2-8のいわゆるB点は消える。)
三段から二段に落ちそうなところをしのいで、3-3で復帰し、さらにその後も4連敗していたところから13-4を取るというのはとても勝負強い、効率良い勝ち方での四段昇段。

その勝負強い南九段も今回は、599勝目をあげてから、何局か足踏みされたようす。
順位戦での一局は昇級圏内にとどまり四番手に浮上するとても大きな一局だったようだ。

この間も棋士間でも話題になったのだが、どうして500ではなくて、600という数字が、区切りとなるのだろう?

自分のひとつの目標として、この600というとても遠い数字を目標にしてみたい。
「あんたにはまず無理だろう」と言われるぐらいの高くて遠めの数字のほうが、夢としては良いはずだし…。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki <A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank> HPはこちら</A>