竜王戦挑決も1-1に

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竜王戦のほうは、最後はかなり差をつけて中原永世十段の勝ちでこちらも1-1に。
挑戦権は最終局で決まることとなった。

昼間。
相掛かり戦で玉側からの不思議な端攻め。
それに対して森内九段が歩を交換。
事務所からの指し手を、棋士室で井上八段に伝えてもらった時、「おおっ。ワシみたいな手やな」相掛かり戦での▲2五飛戦法が得意なので少し嬉しそうな井上八段。
桂を犠牲に強引な飛車の転換が実現したが、六筋の交換で△3三銀と壁銀を直して待機していたらどうだったのだろうか? 自分で考えたりほかの棋士にも聞いたりもしてみたのだが、どうもよくわからない。

飛車の転換が実現した後、本譜の△6三角には気がつかなかったので、△8二歩▲7一角△8三角という順を調べていたのだが、やはり指しにくいのだろうか?

よくわからない所が多く、強引ともいえる端攻め以降だんだんと中原先生のペースの戦いになったことだけは間違いない。

若いタイトル戦挑戦者と、百戦錬磨の永世名人がともに白星を返した一日。

9月25日には関西将棋会館道場にて、王座戦第三局の解説会をおこないますのでぜひよろしく。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
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