森内九段が羽生竜王に挑戦

580075
14日 日曜 
「第39回竹扇会書展」に天六の大阪くらしの今昔館へ。
関西の連盟書道部員の棋士女流棋士ら六名で。
テーマは「大坂ものがたり」。
数々の「大坂」にちなんだ作品の中には
「歩」という題で
「やっと名人戦出場のチャンスがやってきた。…(中略)…この時阪田は一世一代の手を指した。第一手に九三の端歩を突いたのである」
という作品があったのには驚いた。
講談を聞いているかのよう。

16日 火曜 対局
駅の売店で新聞を買おうとしたら、売店のおばちゃんがほかの駅の売店に電話中だった。その電話を待つ数人の客。
新聞休刊日と前日の阪神タイガースの優勝が重なって、すごい勢いで駅売りの新聞のうちの一種類が売り切れたみたいだった。
「またあとではいるのやったら○○スポーツ買いに来るわ〜。置いといてなぁ〜。」とお客さんは帰っていった。

順位戦の対局(有森七段戦)のほうは、細かい駒組みが長く続いたのだが、その駒組みの終わりのほうで微妙に損をしたみたいでその差が最後まで詰まらずに負け。

17日 水曜  竜王戦挑決観戦
<A Href=http://www.ryuoh.jp/ Target=_blank>竜王戦倶楽部</A>にて。
中原永世十段(先手)と森内九段との最終局は横歩取り
中原永世十段が、門下の弟子の佐藤秀六段が指し始めた新手の6六への角打ちを採用していたのが興味深かった。

以前、かなり前に中原先生の記録係をしていた時、相がかりから中住まいから銀を繰り出す中原流。
「この銀が79と68では大違いなんだ」という感想戦でのセリフがとても印象に残っていた。
その時の一局は好機に▲6八銀と上がり中原先生の快勝だった。

昨日の将棋は、森内九段の勝ち。
「この銀が39と48では大違いなんだ」という感想戦での声が聞こえてきそうな気がした。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>