伊達先生とのお別れ

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昨晩は、伊達康夫先生(贈八段)のお通夜に。
伊達康夫先生には、師匠の灘が私が二段の時に逝ってしまったあと、ここには書ききれないほどお世話になる。
無事棋士になることができたのは、伊達先生のおかげといつも感謝している。

伊達先生と同年代の先輩方はもちろん、私と同年代、または私よりも後輩の棋士も多く出席。高段者や、元連盟職員だった方、その他多方面の多くのいろんな方々が出席。
また、中には明日、朝から対局という棋士の姿も何人か…。
多くの世代の棋士に信頼されていたことを改めて知る。

お通夜終了後、最寄りの駅まで歩いた後、思いがけず米長邦雄先生に声をかけていただいて、「スジ」の美味しそうな店に。淡路九段、長沼六段、スポーツニッポンOBの大西記者らと、伊達先生の思い出話をしたり、現棋界のお話をしたり、未来の棋界のお話をしたりいろいろ。
途中長沼六段は明日は仕事ということで途中退席。

生前、伊達先生の好きだった焼酎のお湯割りに梅干しを浮かべたものを、大西記者と飲みながら思い出話も続く…。

米長先生には
「インターネットで竜王戦の解説をまめにしようと思っていたんだけれども、それも少し減らして、伊達さんのところへ来ることにしたんだ」
とお話を聞かせていただく。

ほかにも、掲示板の管理方法について、「このように管理しているんだ」と少しだけ聞かせていただくのだが、無礼を承知で書けば、その話をうかがった感じでは、管理については香落ちぐらい、私のほうが上手ではないかとこっそりと思う。
でも、この話は米長先生には内緒にしておいてください。(笑)
でも、私の対戦相手と、米長先生の対戦相手では棋風も違うので、それはそれでしょうがなく、手合いを競うというよりも、双方の苦労や、このようなことをするような意義がわかる良好な関係ということを、米長先生も話されていたが、全く同感。 
皆で米長先生にご馳走になる。
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