竜王戦3ー3で竜王位の行方は、とうとう最終局に…

440581
本日は、
午後4時頃には、村田四段と、
解説会直前の午後5時前には、淡路九段と、
解説会の途中には、弟弟子の戦いぶりを気にされて連盟に来られた福崎八段と、
それぞれ、竜王戦第六局の検討。

銀損してじっと▲4五歩というスケールの大きな指し方は、阿部七段らしい指し方。
その少しあとの、▲4一銀では、露骨に▲4三銀成り△同金▲4四銀と打ち込んで攻めて先手有望では??というのが、各棋士の見解。
それ以降のBSの画面を見ても、「ちょっとあきらめている顔に見えるなぁ」と
棋士室に取材に訪れていた記者。
まもなく投了で、3ー3で最終局に。

大盤解説会の最後には、淡路九段の依頼もあって、1/8の最終局の解説会へのコマーシャルへと、福崎八段も階下へと出かけていった。

解説会終了後、本日の解説者に皆声をかけられて、上記4名の棋士で夕食へ。
その時、モニターテレビに映っていた王位戦リーグ入り決勝(長沼ー平藤戦)が終わり、感想戦のために3階に下りてきた対局者。
竜王戦どうやった??」
「阿部君どうやった??」
バラバラに降りてきたものの、自分の対局の次の関心事は、やはり竜王戦の様子。

王位戦の観戦記も、原田史郎記者の観戦記で、三社連合(近畿なら神戸新聞)に掲載されますのでよろしく。

夕食の時には、福崎先輩には、熱のこもったとてもありがたいお話をたっぷりとツバが飛んでくるほど聞かせていただき、
淡路先輩には、穏やかな話と、勘定でお世話になり帰宅。

BSや、これから報道される、竜王戦の記事で、▲4一銀の前後についてどのように触れられているか、読売紙での小暮さんの観戦記も楽しみ。

道場の解説会でも、(恐らく?)後輩寄りの解説会をしてきた様子の淡路九段。
次回の最終局の解説会でも、恐らく弟弟子よりの解説をするであろう福崎八段。

阿部七段にとっては、本日の結果は残念だったものの、最終局にも、本日のような銀損してでも、じっと位を取るような阿部七段らしいスケールの大きい指し方での、好局に皆は期待している。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki