羽生王座が3ー0で防衛

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すごく迫力のある終盤戦だった。
佐藤挑戦者▲8四歩の好手で一手かせいで迫れば、羽生王座も手筋中の手筋の△4七歩を急所で効かす。
佐藤玉は上が広いようにも思えたが、本譜の△2五角捨てから△4四銀が見事な収束。
私は△8五竜のところでは、△1二角から6一にいる馬を抜きにいく手順しか予想していなかった。

連盟にて、王座戦の切り抜きファイルより、日本経済新聞の松本治人記者の森内ー郷田戦の観戦記も読む。
やはり予想どおりその一局の感想戦でも▲4六飛の変化は出現していた。しかもこの戦法の創始者の中座五段の説だと書かれていた。
そこには、本譜の▲2五桂(47手目)の代わりに「▲2二角も有力」との記述も有り。
「▲4六飛の変化は結論が出なかった」とあった。

本日の感想戦が見ることができるのならば、そのあたりの変化はぜひ見たい部分。(22時30分記)
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki
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