NHKテキストと東西交流

330162
NHKテキストを今月も日本放送出版協会より送っていただいたものを読む。
ここ数ヶ月の付録には、ひとつの戦法の実戦形式の次の一手が出題されたもので
今月は金矢倉対急戦。
少し前までの過去のNHK杯の名局を紹介した付録が長く続いていてそれが良かっただけに、少しだけ物足りないような気もする。
それぞれの棋戦の昔の名勝負を若いファンの人たちにも見てもらう内容は素晴らしかった。

池崎和記さんの 棋界ほっとニュース「東西交流方式を切望する」読む。
予選から東西交流を導入すべきという意見。
経費は対局料や給料を少し減らせば簡単に解決するというふうに書かれていたが、それが大きな問題点で、私は簡単ではないという感じがしている。

交通費等の諸経費を出すために、対局料や給料を削るということになると、Cクラスやフリークラスの棋士の対局料がさらに少なくなり、多くの棋士が打撃を受けることとなるだろう。

東京にばかり強い棋士が集まることを心配されているようだが、「東西交流」という仕組みよりも、関西所属棋士全員の好成績者の少なさがむしろ原因で、その一員として、かなり責任も感じている。

統計は正確には取っていないが、たとえば順位戦の東西対抗は東京の棋士のほうが勝率が高いような気がする。どなたか統計好きな人教えてください。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki