阿部七段の解説

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囲碁将棋ジャーナル見る。
ゲストが阿部七段(全日プロ時代の優勝経験者)で 杉本ー堀口戦の朝日オープン第4局の解説。

居飛車穴熊側と、振飛車側の双方の主張することや、局面についての考え方等についての解説は素晴らしく、中級から上級をめざす視聴者にはとても参考になるような内容。またそういう解説を引き出すような聞き方も司会の矢内さんはしていたような印象
(どうして▲7九金とすぐに囲わないのですか?等…)

でも、初心者が最も疑問を感じる、決め手の▲8五桂に対して、△5三銀と馬を取った時の詰みという大事な変化についての解説が、少しバタバタしたような印象。

▲9四桂打って、▲8ニ銀打って、▲7三金打って、△5一に玉が逃げた時
「あれ?なかなか詰まないですね」
と言いながら局面を戻してしまって、別の詰み筋を解説してしまったのは少し惜しい。
(▲4一金△5ニ玉▲3ニ飛△4一玉▲3一飛成△5ニ玉▲4三と以下の
かっこいい詰みあるのにぃ〜(>_<) )

「そんな人のあげ足取るようなこと書いてはダメですよ!!」
と本人にお叱りを受けそうなのでコマーシャルも… (^^; ↓

名人戦第3局5/9(木) 18時〜 関西将棋会館道場の大盤解説会の解説者も阿部七段の予定。
以前ここのHPのけいじばんにも「阿部七段の解説ははっきりとしゃべってくれて、わかりやすくてとても良い」と書かれていたファンもいたほど。
明快に形勢判断をしてくれるので、ご都合のつく方にはぜひお勧めいたしたい。
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