第4回茨木市長杯少年少女将棋大会

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本日は、茨木市長杯少年少女将棋大会の審判。茨木オークライオンズクラブ主催、
後援、茨木市茨木市教育委員会、(社)日本将棋連盟

茨木市の青少年センターに。茨木駅は、大阪から京都に向う途中で快速も止まる。大阪駅からもすぐだった。

審判長としてごあいさつさせていただいたり、
将棋教室と称して、大盤でやさしいミニ将棋教室を開いたり、
指導対局をしたり…。

こういうこともやってみてはどうか?
ということを提案してみて、準決勝と決勝の将棋を同時解説。
マイクの声も聞こえるかもしれないため、決して対局者には、助言となるような言葉は解説しない。
また、観戦者の中にいた、対局者と同じ小学校の子のマナーも良かった。

でも、かなりいろいろを棋士ひとりで行うのは大変そうなので、
↑のいくつかを、指導棋士の久保雅樹初段にてつだってもらう。
彼は、ふだんより、2か所(南港さくら幼稚園、塚本幼稚園)等で、子どもむけにしゃべり慣れているはずなので、期待していたのだが
その期待通りにいろいろと手助けしてもらった。
棋士奨励会員だけでなく、こういった催し等の時には、指導棋士の力もドンドンと借りることが必要と思う。

勝戦の6年生どうしの白井君と、中平君との将棋の途中図は下図。

<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/6.gif>
棋譜提供 茨木オークライオンズクラブ)
見事に実力伯仲。
▲8八飛に対して、△3二金▲8五歩△4三金右と
一回仕掛けてから玉を囲っての手待ちというのは、さすがに難しかったみたい。
もっとも、そういう本筋をすぐ指されたらこっちもビックリなのだが…。
実戦は図より、△8六銀▲同角△同角▲7五銀(好手)△8五歩▲8三歩と進行。

その後も難しいところもあったが、振飛車の白井君が堅さを活かして、さらに鋭い寄せを見せて、昨年に続き連続優勝。
優勝者は、間違いなく有段者以上の実力と感じる。

この大会はもう4回になるが、数年先に、この大会での出身者が全国大会とかでも活躍するのは間違いないと、私は感じている。
また、別の地域でも、こういった少年少女に将棋の素晴らしさを広める催しや動きがドンドンと盛んになれば良いのではないかとも思う。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki