さらに良い手

午後より連盟道場の指導対局関西将棋会館に。
<A Href=http://www.kansai-shogi.com/event/kodomo.html Target=_blank>第30回将棋の日記念 こども将棋大会</A>のせいか、連盟内は子供たちがいっぱい。
200人を超える参加者だったそうだ。

子供たちを大会に引率に来られていた狭山の南徳一さんとも一階で久々にお会いする。
「最近は女の子もかなり増えてきていますわ」
南さんの教室、若駒会出身で、各種大会で活躍している子(出身の学生や大人も…)は多い。
将棋を通じて、子供たちに一手一手交代に指す会話。勝ち負けについて自分ですべての責任を持って、決断すること…。そういうことを指導されているとお話を聞かせていただく。
お会いして少しお話しただけで、ふだんどういうふうに、少年少女に将棋を通じていろんな多くのことを教えられているかが、想像できる。

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そして、2時からは指導対局
中には、大会に出場したあと、指導対局を四枚落で受けてくれた少年も。
3級にしてはかなり強かった。
感想戦の時、「ここで、実戦の時はほとんど考えずに。▲6七金と取ったんたけれども、もっといい手があるから、考えてみて」
と言ったら、少年はすぐに、左の桂を7七へと跳ぶ。
「そう。それで正解」
ほんのもう少しだけ、指す前にもう少しだけ、もっといい手はないかと考えるだけで、上手玉を寄せきることができるだけに、ここで上手にと金を作らせて、最終的には入玉させてしまったのは、とても惜しまれる。

指導対局終了後、棋士室で少し棋譜を並べながら、奨励会員どうしの10秒将棋を観戦。金気一枚ぐらい損の将棋を、底歩を3枚ぐらい打って根性で逆転する精神力と反射神経に感心して、帰宅。
Copyright (C) 2004 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>