リーグ入りできず

234694
対局。
王位戦リーグ入り決勝、南九段戦
定跡からはずれた手将棋。

駒組みの途中にも、駒組みの終わりごろにも、あとから思えば、緩手や疑問手を指していた。もちろん対局中は気がつかなかったのだけれども。
前からの読み筋で、桂得に成功。少し指しやすいと思ってはいたが、考えれば考えるほど桂得の代償に失ったもの(形の乱れ)が大きく、直しにくい。

観戦記者の池崎記者に感想戦の時に聞いた話では、モニターテレビを見ている棋士の形勢判断も、桂得大きいとのこと、でも、いろいろとやっているうちに案外難しいみたいという意見にかわっていったとのこと。
もしかしたら、もう少しましな手順があったかもしれないが、感想戦でも判らず。

読み筋はびっくりするぐらい一致していた将棋だったのだが、その読み筋どおりに進んでも有利にできなかったということは、大局観の悪さとしかいいようがない。

今年の対局は黒星で終了。
よかったら、王位戦各紙の観戦記の読めるかたは、どんな将棋だったかを後日見てやって下さい。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki