近畿高等学校総合文化祭

213905
第21回近畿高等学校総合文化祭将棋部門大会の講師として和歌山の紀三井寺に。
地元とはいえ、紀三井寺へは久しぶり。
会場入りする前に石段をのぼることにする。
出店では、カゴにいっぱいのミカンが200円で売られていた。
石段の上で食べるのも悪くはない。
「すみませーーん。この半分だけ売ってください。料金は同じでもいいですけれども」
「6個で100円でええわ」
参拝の後、和歌浦片男波方面を眺めて食べるミカンは美味しかった。

大会は高校生の参加者と付き添いの先生がいっぱい。総勢200人近く。
男子選手90人ぐらいに女子選手も50人ぐらいだったと思う。
女子選手に「しんぱんさーーん」
と声をかけられる。
「対局相手が桂馬を前に進んだんですけれども??」
局面みてかなり力の差があったと感じたので、対局ルールに書かれている反則即負けではなくて
「できれば相手の反則を許してあげて欲しいんだけど…」
と頼み快く了承してもらう。
そして、予想どおり、許してあげたほうの勝ちには終わったが、終局後対局者どうしでいろいろと話をして交流をしているみたいなので、少しホッとする。

指導対局をして、夕方より講演。
といっても、そんなに立派なことではなくて、いろいろと自己紹介で高校生の頃の話をしたり、本日の感想を話させていただき、後半は質問を受け付けた。

最初の質問が良かった。
「新風車というのはいい戦法なんでしょうか??」
さっそく大盤を使ってその戦法を並べてみて答える。
あとは連鎖反応。
藤井システムで角を交換されて△2八角と打たれてもだいじょうぶなのでしょうか??」
「升田式石田流で居飛車に用心して組まれた時はどう指せばいいのでしょうか?」
極めつけは
横歩取り中座流に対する山崎流で角交換した時に、プロの先生がたは飛車を84とか82に引くことが多いみたいですが、どうして85だといけないのでしょうか?」
これにはビックリ(+_+)
大会は勝ち残れば明日が決勝トーナメントという日程なので
回答の前に
「その質問の内容からして、決勝へは残ってますよね?」
「いえ。残念ながら負けてしまいました」

ほかにも、囲碁将棋部として両方の活動を指導されている顧問の先生からも
囲碁と将棋を両方することについては」
といういい質問も。

予想外の質問がほかにもあり楽しい時間だった。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki