丸山名人の初防衛 (解説会の模様等…)

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本日はあわただしく、めまぐるしい一日。
今日は、名人戦最終局を代打で依頼されていての大盤解説会なのだが、、先約があったので、解説会の前は研究会というスケジュール。

研究会の合間にも少し名人戦に関する話になる。
一日目の△4五桂と捨てて△4六角という名人の大胆な手順にはたぶん予定とはいえ驚き。桂をさばかせて、4筋にも歩がきくので危険も伴う手。
早い進展に早すぎる終局の心配も少し。

夕方。少し対局中のB2順位戦を観戦した後、名人戦の検討。
ちょうど△5五馬に▲2五飛△6六馬と指したあたり。

馬を切っていく手順をかなり長時間何人かで調べていたら、その馬は44へと引かれた。▲3五銀の局面で夕食休憩。同時に解説会も始まる。

多くのファンの方に来ていただいて、感謝。
立って見られている方もいらっしゃったので、道場の仕切りを取り外して
会場を広げてもらう。

1時間ぐらいして3回目の次の一手
△2三香は、解説者候補手になかったので、140名の応募者中正解者は2名。
この2名は名人級と自慢してもいい方々。

正解者少なかったので、2回目の次の一手
▲4四歩のところでの正解者は8名。中には知り合いの大学生の方もいらっしゃった。

賞品がまだ余分にあるので3回目も… ▲4三金という派手な捨て駒は正解者多数。
抽選で10名に賞品。
中には、ここのHPの常連のかたもいらっしゃった。

多くの方に来ていただいたので、3階で検討している棋士の方々にも。解説会場に来ていただいて、しゃべっていただいた。
矢倉五段、東京からの帰りの途中の淡路九段、本日対局でお疲れだったのにもかかわらずご協力していただいた福崎八段、どうもありがとうございました。

△4二金打までで終局を伝えると、谷川さんの熱心なファンの方から残念そうな声。

名人の指し手では△2三香、あと△5五馬に139分の消費という時間の使いかたが、とても印象に残った。

聞くことは不可能なのだが、解説会をさせていただいただけに、ぜひとも本日の名人戦感想戦を聞きたいなぁと思った。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki