阪田三吉杯将棋大会

110309
(下よりの続き)
少年少女の参加者がかなり多いと感じたら、日頃より子供たちに指導されていてたくさんの教え子を連れてこられている方がふたりいらっしゃった。

芦屋のほうで教室を開かれている、棋道指導員の田畑さん。
初めていろいろとお話を聞かせていただいた。
特に、学校でいじめられることが多かった子が、将棋を続けていくうちに自信をつけてゆき、そういうことが、まるでなくなってきたという話は、心に残った。

もうひとりは、大阪狭山市の南さん。何度かのすくすく王将杯(団体戦)等の全国大会での優勝チーム等を送り出しておられるかた。
私が研修会の幹事をしていた6〜7年ほど前から何度も面識はあるのだが、久々にお会いした。
仕事を終えられてから、子供たちを指導されているそうだが、なかなか教育関係等の協力を得られるのに苦労されたり、親御さんのほうの感覚が時代とともに変わってきて戸惑う時もあるというようなお話を聞かせていただいた。

今のような時代からだからこそ、子供たちに将棋や、将棋を習うことによって同時に身につくさまざまなことが必要なのでは? という主張や、棋士や連盟にも、もっと長期的な目で見た普及をしていただきたいという要望も…。

そういうお話をこういう場所に書くぐらいしか、今のところはできないのだが
その内容は、以前より私自身でも感じていたことと共通する部分が多い。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki