学生の力を貸してもらった普及

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将棋連盟内で夕方、関西本部普及課に打ち合わせ等で関西学生将棋連盟の理事長と副理事長が来られていた。
たまたま、その役をされる前からの知り合いなので、いろいろと話すことに…。

関西学生将棋連盟としては、将棋連盟関西本部主催の学生の大会等の時にも、運営側に協力してくれる体制等を考えられているそうだ。
将棋連盟と学生将棋界とが協力して、大会等を盛り上げて行くことができれば、それは素晴らしいことだと思う。

学生将棋の大会というのは、一軍戦、二軍戦、団体戦、新人戦等、いろいろな名称があり、学生で自主運営という形で、行われている。
大会で個人で活躍することが目的の学生もいれば、団体戦でチームを作って、ほかの大学と切磋琢磨するのが楽しいという学生もいる。
将棋部だけどもあまり大会には出ないという学生もいる。
また、そういう自分だけの趣味以外にも、連盟の会館道場や、連盟の初心者教室の助手を手伝ったりしてくれる、将棋の普及にも協力的な学生もいる。
日本将棋連盟の職員の中には、学生将棋界の出身者も何人もいる。

将棋以外の分野では、学生のボランティア活動が大きな原動力となっている分野もあると思うが、将棋の世界でも、連盟や棋士が頭を下げて、そういったことをお願いしてもおかしくないのではないだろうか?

初心者への将棋普及等に、前述した学生の方々の力も貸していただいて、お礼に将棋連盟としても、学生将棋界の発展にいろいろと協力するような方向が、ある程度確立できればいいのになぁと思う。

前に、ゴールデンウィークのおまつり等にテント貼って、「囲碁打ちませんか」という日本棋院の活動があったと報告してくれた人がいた。
そのような、通りがかりの人に普及するというような内容の活動の時なんかでも
すべて棋士だけでやるのではなくて、学生さんの力をお借りすることがもしできたならば、かなり大きな力となるような気がする。

棋士の人数やほかの対局等の義務等も考えると、棋士だけで一生懸命頑張る普及方法では、限界もある。
指導棋士女流棋士の内部の力。普及指導員。さらにはそのほかの多くの人々の力も謙虚に貸していただくということも、これからはもっと必要だと思う。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki