横断歩道

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JR福島駅で下車して、すぐにガード下を渡り、関西将棋会館に向かって歩いて行くと会館の10mぐらい手前に横断歩道がある。
ある番組によると、「このあたりで最も信号無視されることの多い、横断歩道だそうだ。
「俺もいつも無視しているぞーっ」という声もどこかから聞こえてきそう。(笑)
横断歩道も短く、左右の見通しが良くて、無視した時の安全度?もかなり高いという珍しい場所。

私もいつもここを渡っているが、安全とわかっていても青まで待つのは次のような時
1.近くに少年少女がいる時。
信号は待たなければいけないというモラルとマナーを持ってもらいたいので悪い見本はみせたくはない。
2.考えごとをしている時。
頭の中で詰将棋とか考えている時は、まじめに待つことが多い。
3.対局の日の朝。
理由は明白ですよね。

少し話は変わるが、ルールというのは、あまり守り過ぎも良くないと思う。
決してルールを守らないということを奨励しているわけではない。
五回に一回か、百回に一回か、一万回に一回か、何回に一回かはその内容によって違うとは思うが、ルールというものを無視したほうがいい例外ということはきっとあると思う。
そういう時には思いきってルール以外のこともやってみるべきだ。
大事なことは、ルール以外のことをして、それがもし裏目に出て人に迷惑をかけた時には、自分で100パーセント以上の全責任を持つということではないだろうか。

これはしてはいけないかも知れない。あれもしてはいけないかも知れないと、すぐ人に何でも聞きたがるという人もいる。聞く前に少しも自分で考えもせずに…。

そういう人が、たとえば上司とかに、自信なさそうな素振りで、「○○してはいけないんでしょうねぇ?」と聞いたら 、もしかしたらそれがとてもいい発想であったとしてもその素振りを見て
(なかなかいいかもしれないけど、念のために…)
「やめておいたら… 」
というふうに答えられるのは、確実だろう。

ルールや常識から少し脱皮した良い発想で、いいと思ったことには自信を持って
「こうすればいいと思うので、ぜひこのようにやらしてください。失敗した時は責任を持ちます」と自信満々に胸を張って言ったほうが、
聞くほうも「うん。そこまで言うなら自由にやってみなさい。」と、懐の深いところを見せやすいのではないだろうか?
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki